このブログのタイトル「ADHDさんと行く好奇心の旅」は衝動と好奇心の赴くままに新しいことに飛びつくADHDさんに引っ張られ、新しいことに次々手を出す様子を旅に例えたものです。どうせ今後も増えていくでしょうし、というか既にカメラとバイクが内定しているので、ここいらで一度振り返ってみようかと思います。
今まで手を出してきた趣味
電子工作
ここ数年は半田ごてを握っていないですが、元々は好きが高じて電子部品屋でバイトするほど好きでした。
切っ掛けは「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」という本を買ったこと。
本屋でたまたま見かけた表紙に惹かれて購入し、見事にはまりました。恐らく今の版では修正されているはずですが、初版では回路図に誤りがありそのまま作っても音が鳴らないなんてこともありました。作っているうちに回路図が読めるようになり「あ、ここアース落ちてない」と気づいて修正し音が鳴ったときの達成感はたまらない物がありました。この本一冊を真面目に作っているだけで電子工作の基礎は学べるはずです。PICなんかのプログラミング系は無理ですけどね。
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回路図も読めるようになり、実体配線図を起こせるようになった上で読むと面白いのが「CPUの創りかた」という本。これ、電子工作の次に興味を持った自作PCについて、パーツを組み合わせるだけでなく一から作れないものかと調べているうちに見つけた本です。これがめちゃくちゃ面白い。今やなくてはならないPCやスマホの中心部がどうなっているかを仕組みから知る良い機会になりました。この本に載っている回路図を起こすことでA4一枚くらいの大きさのCPUが作れます。何が出来るか?だいたい3分くらいを計れます。精度が微妙なラーメンタイマーです。使い物にならない?そうだよ。素人に作れるCPUなんてそんなもんだよ。メーカーの努力に感謝して市販のCPUを買おうな!!
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とまあいろんな意味で大変勉強になりました。このCPUを作るための部品、今は秋葉原の店舗を閉めてしまわれた鈴商さんでパーツを買い求めたのを覚えています。秋葉原で安価にロジックICを買おうと思って見つけたのが鈴商さんだったんですよね。これ以降度々足を運んではちまちま部品を買っていました。寂しいです。
自作PC
当時大学生で、自宅にあるWindows機は入学と同時に買った生協のノートPCだったんですよね。機械音痴でもバッチリサポートしてもらえる代わりに割高でスペックも微妙なものでした。なのでずっとまともなWindows機が欲しいと思ってたんですよね。電子工作を切っ掛けに秋葉原ともお友達になったので、これを気に自作PCに手を出してみようと思ったのが切っ掛けでした。
最初に考えたのはCPUをどうするか。Intelにするか、AMDにするか。当時Ryzenなんて影も形もなく、CPUといえばIntel一強。AMDを選ぶ理由なんて安い以外何もないような時期でした。
当然AMDを選びました。だって安いし。
というのは半分冗談で、実際にはMacにIntel入ってるからIntel入ってないPCを作ろうというものでした。CPUはAMD、M/BはASRockという今思えばかなりロックな組み合わせでしたね。GPUはsapphireなのでまともです。型落ちのバーゲンセール品でしたけど。
そんなこんなで初のバイト代を全額自作PCに突っ込むというこれまた今考えればロックなことをして初のデスクトップWindows機を手に入れました。「30分もあれば組めるよ」と先輩方から言われていたのに3時間掛けて組み立てるなんてことをしながらも組み立て完了。はじめて電源がついたときは一人で拍手してました。
あれこれ悩んでパーツを選んで、苦労しながら自分で組み立てたPCってやっぱり特別です。でも、誰にでも勧められる物でもないなとも思います。何が目的かが大事です。私は最初から「組み立てること」が目的だったので自作PC一択でしたが、単にPCが欲しいなら出来合いのものやBTOで十分すぎます。知識は間違いなくつきますけどね。
今でも当時買ったケースを使用しています。中身は総入れ替えになりましたが。
CPU:Ryzen5 5600X
M/B:ASRock B550 Steel Legend
GPU:SAPPHIRE(サファイア) NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G GDDR6
若干型落ちしてるけど、まだまだ戦える。というか情勢的に価格がまだまだ落ち着かないので今買い換えたくない。
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刺繍
次にハマったのがクロスステッチです。布の目に沿ってバッテン(×)を刺していく刺繍仕方のことです。ドット絵を布の上に描いていく、と考えても良いかもしれません。とっても簡単で、図案もネット上にいくらでも転がっているので、布と糸と針さえそろえてしまえば今すぐでも始められます。
切っ掛けはもう覚えていません。なんとなく、中学校の家庭科でやった刺繍がしたくなったことだけ覚えています。中学でやったのは多分スウェーデン刺繍だと思うんですが、刺繍なら何でも良かったんでしょうね、クロスステッチに手を出しました。
はじめての作品がこれ。当時乗っていた愛車を刺繍しました。図案はネット上にドット絵でアップされていた物を流用。裏面の文字は自分で図案を起こしました。作って満足して母親に押しつけた思い出。
出版されている図案も購入しました。お薦めは遠藤 佐絵子さんの図案集。和柄模様が可愛くて、いくらでもアレンジが効いてお薦めです。同じ図案でも糸の色を変えるだけでがらっと印象が変わって良いんですよね。
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こうしてみると創作系が多いですね。ADHDさん関係なく創作小説も趣味として持っているので、創作活動が性に合っているのでしょう。常に手か頭かを動かしていたいタイプといえば格好はつくけれども……この落ち着きの無さよ。
「ADHDさんと行く好奇心の旅」
ブログを始めようと思ったときに、真っ先に思ったことが「また始まった」でした。
「またADHDさんの好奇心と衝動が爆発してる」と呆れたのが正直な感想だったんです。新しい世界が知りたくてうずうずしてる私と、すぐに飽きるだろうなと諦観してる私の二人が同居していました。ブログのタイトルは一瞬で決まりました。
「ADHDさんと行く好奇心の旅」
振り返ってみれば私は常にADHDさんに振り回されていた気がします。そしてそれは今後も変わらないのでしょう。「あっちに行こう」「こっちも面白そう」とぐいぐい私の腕を引っ張るADHDさんとの珍道中はまだまだ続きます。